※本ページはプロモーションが含まれています。ご了承ください
この研修内容はPDFとして簡単に印刷できるから社内研修の時に使ってね。
参考資料:政府広報オンライン【大人になって気づく発達障害 ひとりで悩まず専門相談窓口に相談を!】https://www.govonline.go.jp/useful/article/202302/1.html
訪問した時に発達障害の利用者さんとのかかわり方で悩んでしまって…
本人を支援していくためにもまず発達障害を正しく理解することが大事になるんだよ
ほかにも研修資料がありますのでご利用ください。
大人の発達障害とは
発達障害とは【脳の機能の障がい】です。
脳の機能にばらつきが生じてしまい生活をしていくうえで困難さがでてきてしまう。
発達障害は生まれ持っての障がいであり大人になってから発症するというわけではありません。
軽度の場合は大人になるまで障がいに気づかず大人になってから診断されるケースが多くあります。
発達障害の種類
大人の発達障害には大きく三つあります。
三つの種類にきれいに分かれるわけではなく、それぞれの傾向をあわせもつ人がいたり、傾向のつよさが違ったりします。
自閉スペクトラム症(ASD)
ASDの方はコミュニケーションを他者ととる事がむずかしい、こだわりが強いといった特性があります。
もともとは自閉症とアスペルガー症候群に分かれていたんだけど、2013年にASDにまとめられたんだよ。
・自閉症:言語発達に遅れがある
・アスペルガー症候群:知能は非障害者と同等・言語発達に遅れなし
注意欠陥・多動症(ADHD)
ADHDは不注意・多動・衝動(しょうどう)の症状が現れる障害です。
学習障害(LD)
【聞く】【話す】【読む】【書く】【計算する】能力のうち一部の能力だけ困難である場合が多い障がいです。
LDのうちの多くの方が読み書きの能力に著しい困難があるといわれているんだ。
発達障害の原因は?
発達障がいの原因は実はよくわかっていないんだよ
脳の機能障がいである事はわかっていますが、いまのところ原因はまだはっきりとはわかっていません。
以前は親のしつけ方やストレスが原因と言われ誤解されていました。
発達障害は治せる??
発達障害は今の医学では完全には治せないと言われています。
障がいではなく個性なので治す必要がないという考えもあるんだよ。
治す事をゴールにするのではなく、症状を抑えたり、特性を理解し周りの環境を整える事で自分らしく過ごすことを目標にしていきます。
何科を受診する?
発達障害の受診先は基本的には【精神科】【心療内科】になります。
※すべての精神科・心療内科で発達障がいを扱っているわけではありません。
診断検査の流れ
DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)とは?
DSMとは米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルです。
精神疾患の基本的な定義を記したもので世界共通の診断基準として用いられています。
DSMがでてくるまでは精神科医それぞれの基準で診断される事が多かったんだ。
大人の発達障害の方との接し方
ヘルパーの悩みとして発達障がいをもつ利用者の考えがわからない・どうかかわっていいのかわからないといった悩みが多くあります。
コミュニケーションに困難が生じやすいのは【ASD】と【LD】
【ASD】は他者とコミュニケーションをはかる事が困難となる特徴的な障がいです。
【LD】はASDほどではないですが、聞く・話す・書くなど情報伝達に困難があるためコミュニケーションに支障をきたす事があります。
【ADHD】は些細なミスが多いなど行動面での困難はありますが、コミュニケーションには大きな問題はないとされています。
まとめ
発達障がいは脳の機能の問題であり、本人の性格や努力不足からくるものではありません。
発達障がいの理解や特性を学び、その方の強みをいかしたケアを行えるようにしていく事が今後ますます重要になってきます。