【訪問介護研修】感染症の予防とまん延防止研修|現場で使える実践対策とチェックリスト2025年最新版

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参考資料:【厚生労働省感染対策マニュアル・業務継続ガイドライン等】
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/1225_houmon-2_s.pdf

訪問介護の現場で気をつけたい「感染症」とは?

訪問介護の現場で注意が必要な感染症をイメージした細菌とウイルスのイラスト

訪問介護の仕事では、体調を崩しやすい高齢者や障がいのある方の自宅を訪問します。
そのため、感染症を防ぐことが非常に重要となります。

利用者だけでなく自分を守るために、まずは感染症・対策について正しく理解をしましょう。

(出典:厚生労働省「感染症の予防及びまん延防止に関する研修資料」 https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf

感染症とは?

感染症とは、ウイルス・細菌・カビなどが体の中に入って起こる病気のことです。
熱・咳・嘔吐・下痢などの症状が見られることがあります。

代表的な感染症:

  • インフルエンザ
  • ノロウイルス
  • 新型コロナウイルス

高齢者や障がいのある方にとっては、重症化のリスクが高いため注意が必要です。

感染症が成立する3つの要因

感染症は「感染源」「感染経路」「感染を受ける人」の3つが揃うと成立します。

ぽっか
ぽっか

感染症は火事とよく似ているんだ。

感染症は火事と似ている。三要素比較表

火災の三要素感染症の三要素説明(共通点)
火(点火源)感染源ウイルス・菌など、「発生源」「元になるもの」
酸素(助燃物)感染経路「通る道」があると広がりやすい
可燃物(燃える物)感染を受ける人(宿主)免疫が弱い人がいると感染しやすい
感染症と火災の共通点を示す図。点火源、助燃物、可燃物、感染源、感染経路、感染を受ける人のイラスト。

感染予防の3原則

  • 火を防ぐには:点火源・助燃物・可燃物のどれかを断つ。
  • 感染を防ぐには:感染源・感染経路・感染しやすい状態を断つ。
ぽっか
ぽっか

特に介護サービスでは感染源と感染経路を断つ事が重要なんだ。

高齢者は免疫が弱い=感染を受けやすい人が多いため、

  • 感染源を断つ(病原体を持ち込まない・早期発見・隔離・消毒)
  • 感染経路を断つ(手指衛生・マスク・タオルや食器などの共用を避ける)

この2つが感染対策の柱になります。
利用者の免疫を強くすることも大切ですが、私たちは即効性のある「感染源」「感染経路」の遮断が最優先となります。

感染源と感染経路

感染源とは

病気のもとになる菌やウイルスがいる場所や物のことです。人、動物、環境(空気、水、物品など)も感染源になる場合があります。

主に感染源になる可能性があるもの。

感染源の種類補足
① 嘔吐物、便、粘膜ノロウイルス、大腸菌などが含まれることがある
② 体液・血液痰などの分泌物B型肝炎ウイルスなどの感染源となる
③ 使用済みの注射針など再使用や不適切な処理によって感染の恐れあり
④ 汚染された手指・手袋など病原体の媒介者となり得るため「手の管理」が重要

感染経路(感染ルート)


感染経路(感染ルート) を通じて体内に病原体が入ることで感染します。

感染経路(感染ルートは大きく3つ。

  1. 接触感染
    ドアノブなどに付着した菌が、手を通して口や目に入ること。
  2. 飛沫感染
    くしゃみや咳などの飛沫を吸い込んで移ること。
  3. 空気感染 
    ウイルスが空気中を漂い、それを吸い込むことで移ること。
現場でよくある例

🔻 くしゃみが飛んでドアノブにかかり、そのドアノブを素手で触る。

➔接触感染のリスク。

🔻 マスクを顎へずらしたままケアをし、利用者のくしゃみが顔にかかる。

➔飛沫感染のリスク。

🔻 感染が疑われる利用者に対して、換気をせずにケアを開始。

➔空気感染のリスク。

感染源と感染経路を断つ・現場での対策ポイント

  • 手洗い・手指消毒の徹底。
  • マスク、手袋などの適切な使用。
  • こまめな換気をしっかり行う。
  • 使い捨てのものは廃棄する。
対策感染源を断つ感染経路を断つ
手洗い・手指消毒の徹底病原体を除去し、自分を感染源にしない手を介して他人や物に病原体を広げない
マスク、手袋などの適切な使用咳・くしゃみで病原体を飛ばさない飛沫や接触を物理的に遮断する
こまめな換気をしっかり行う空気中の病原体濃度を下げ、空気感染を防ぐ
使い捨てのものは廃棄する汚染物を現場から排除する汚染物を介した接触経路を遮断する
ここがポイント!
  • 感染の原因は「接触・飛沫・空気」
  • 手洗い、マスク、換気でリスクを大幅カット。

※換気を行う場合、風の流れができるよう、2方向の窓を、1時間に2回以上、数分間程度、全開にしましょう。

(出典:厚生労働省「感染症の予防及びまん延防止に関する研修資料」 https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf

✅厚労省が出している『感染対策普及リーフレット』写真つきで正しい手洗い・手指消毒がわかりやすく学べます。➤(厚生労働省)感染対策普及リーフレット

現場で使える!感染予防の消毒液

感染予防で使える4種類の消毒液。アルコール(エタノール)、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素水、ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん)のイラスト。
消毒液名よく使う場面濃度の目安注意点
アルコール(エタノール)手、ドアノブ、スマホなど70〜95%のものを使用(市販品はそのまま使用)火気厳禁・手荒れ注意
次亜塩素酸ナトリウム(家庭用ハイターなど)嘔吐物、血液処理水500ml+ハイター小さじ1杯(5ml)=約0.05%金属・肌に不向き
次亜塩素水(弱酸性)
室内空間、ドアノブなど
市販品はラベルに書かれた濃度のまま使用(例:50ppmの製品は薄めずそのまま使う)光・熱で効果低下・長く保存できない・手指にも使える
ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん)
※市販のうがい薬や洗剤にも使われる成分です
器具の消毒、手洗い補助水1L+原液小さじ2杯(10ml)=約0.1%他の洗剤と混ぜない
すすぎ必要
覚えておくポイント
  • 嘔吐物→ハイター0.05%
  • 日常の拭き掃除→アルコール70%以上
  • 金属→アルコールでOK、ハイターはNG

✅ 関連記事:食中毒予防の研修資料もご活用ください
食中毒は感染症と同じく、現場での「持ち込まない・拡げない」意識が重要です。
食中毒予防についての研修資料はこちら(PDF印刷対応)

Q&Aで確認しよう

Q
嘔吐物を処理するとき、どの消毒液を使えばいい?
A

次亜塩素酸ナトリウム(家庭用ハイターなど)を0.05%に薄めて使います。ペーパータオルなどで拭き取った後は、二重袋で廃棄します。

Q
スマホやドアノブを毎日拭くのに向いている消毒液は?
A

アルコール(エタノール)がおすすめです。70%以上の濃度が効果的です。

Q
ベッドの柵やリモコンなど、金属部分の消毒は?
A

アルコール(エタノール)が◎。次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)は強力な殺菌力がありますが、サビの原因になるので要注意。

Q
「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」、名前が似ていますが同じものですか?
A

いいえ、成分や性質が違います。
次亜塩素酸ナトリウム
 → 漂白剤(ハイターなど)に使われ、希釈すると消毒液になります。刺激が強く、金属腐食や皮膚・衣類へのダメージがあるため、使い方に注意が必要です。
次亜塩素酸水
 → 食品や手指の除菌にも使われることがあり、刺激が少ないのが特徴。ただし、有効塩素が時間とともに減りやすく、長時間の保存には向きません。

Q
逆性石けんって何ですか?
A

殺菌・消毒を目的とした化学物質で、普通の石けんとは性質が逆です。
普通の石けん(石けん・ボディソープ)
 → 陰イオン性で、皮脂や汚れを洗い流すことが目的
逆性石けん
 → 陽イオン性で、細胞膜を壊して殺菌・消毒する

(出典:厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

訪問の際の嘔吐の処理方法を学んでおきましょう。下記の動画が参考になります。

✅参考動画:高崎市「感染症予防 ~嘔吐物処理方法~」(2018年10月)

毎日の感染予防チェックリスト【自分を守る行動】

訪問介護では、自分自身を守ることが結果的に利用者を守ることにも繋がります。

日々のルーティンの中に感染予防のチェックを組み込んでおきましょう。

出勤前のチェックリスト

◻︎咳・喉の痛みは?
→軽い症状でも他の人にとっては重大な感染源となります。体調を正しく把握するためにバイタルチェックを行います。

◻︎熱はないか?
→多くの感染症は発熱から始まるため、熱がある状態で無理に出勤すると、利用者や職場の仲間へ感染を広げる危険があります。

移動中・事業所内での注意

◻︎電車やバスの吊り革に触れた後は手指消毒
→不特定多数が触れる箇所はウイルスが付着しやすいため、触れた後は必ず手洗いや手指消毒を行います。ウイルスを持ち込まない意識が大切です。

◻︎手洗い・手指消毒はこまめに行う
→「外から自宅に入ったとき」「物を触ったあと」「食事前」など、タイミングを意識することが大切です。

◻︎マスクは鼻まで覆う。顎にずらすのはNG。
→正しくつけないと効果が減ります。鼻を出している・顎にずらして再装着することで、マスク表面に触れて逆に感染リスクが高まります。

必要性の背景を理解することで、「なんとなくやる」から「意味を持って実践する」行動に繋がります。

現場の安全は、こうしたひと手間の積み重ねで守られます。

(出典:厚生労働省「感染症の予防及びまん延防止に関する研修資料」 https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf

Q&Aで確認しよう

Q
自分の家族が風邪気味でも、自分に症状がなければ出勤していい?
A

無症状でも感染の可能性はゼロではありません。出勤前に必ず管理者へ連絡し、指示を受けてください。 感染拡大防止のため、状況によっては自宅待機となる場合があります。

Q
利用者の咳がいつもよりひどいけど、熱はない。どうすれば良いですか?
A

咳が強くなっている場合は、感染の可能性もあるため、マスク着用・バイタルの確認・換気強化などを行いつつ、様子を具体的に記録しすぐに管理者へ報告します。管理者は家族やキーパーソンに報告・受診の促しをします。

Q
出勤前に体温を測るのを忘れた場合は?
A

出勤前に体温を測り忘れた場合は、事業所で速やかに計測し、記録に残してから業務に入りましょう。

利用者宅での感染対策【現場の動きに沿って】

実際の感染対策では「頭では分かっていても、動きの中で忘れる」ことがあります。

だからこそ、一連の流れとして身につけることが大切です。

玄関での感染対策

◻︎上着などの必要ないものは室内に持ち込まない。

◻︎入室前に必ず手指消毒を行う。

入室後の感染対策

◻︎ケア前にもう一度手洗いをする。

◻︎必要に応じてエプロン・マスク・手袋を装着する。

ケア中の感染対策

◻︎利用者に顔を近づけすぎず、距離を保つ。

◻︎排泄物、嘔吐物の処理時は手袋・エプロンを必ず装着する。

退出時の感染対策

◻︎汚れた物は事業所のルールに従い適切に処理。

◻︎最後にしっかり手指消毒を行う。

NG例
  • 手袋をしたままバッグを触ってしまい、ウイルスを自宅に持ち帰ってしまった。
  • 嘔吐物処理時にエプロンをせず、制服が汚染されてしまった。
ぽっか
ぽっか

感染対策は「習慣づけ」が大切なんだ。また、どんなに急いでいても、感染対策を怠らないようにしていこうね。

原則具体的な行動例
持ち込まない・出勤前の体調チェック・手指消毒やマスク着用
持ち出さない・外出時のマスク継続使用など
拡げない・手洗い・手指消毒の徹底・咳エチケットの徹底

(出典:厚生労働省「感染対策マニュアル(訪問系)」https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/1225_houmon-2_s.pdf

標準予防策(スタンダード・プリコーション)

標準予防策(スタンダード・プリコーション)とは?
すべての利用者を「感染している可能性がある」と想定し、誰に対しても・いつでも・同じように感染対策を行うという考え方です。

これは、「症状がある人だけ注意する」ではなく、無症状でも感染のリスクがあるという前提で、日常的に手袋・マスク・手指衛生などを徹底することを意味します。

症状がなくても感染している場合があるため、例外なく予防を徹底する必要があります。

基本3点セット

対策内容目的使用例
手洗い・手指消毒菌やウイルスを洗い流す入室前後・ケア前後・トイレ後など
個人防護具の使用感染物に触れないようにするため手袋・マスク・エプロンなど
咳エチケットの実践飛沫による感染を防ぐため咳が出る時はマスクやティッシュ使用など

個人防護具の装着・脱着手順

【装着時】

  1. 手を洗う/手指消毒
  2. エプロン(またはガウン)を着用
  3. マスクを装着
  4. 手袋を装着(※最も汚れるため最後)

【脱着時】

  1. 手袋を外す(※最も汚れているので最初に)
  2. エプロンを脱ぐ
  3. マスクを外す(※紐を持って外す)
  4. 最後に必ず手指消毒を行う

(出典:厚生労働省「介護現場における(施設系 通所系 訪問系サービスなど)感染対策の手引き第3版 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001149870.pdf

✅参考動画:厚生労働省 「訪問介護職員のためのそうだったのか!感染対策(YouTube)」

➤感染対策「個人防護具の装着・脱着」について非常にわかりやすく解説されています。この研修で一緒に学んでおきましょう。

記録の重要性と具体例

記録は「後から見て何が起きていたか」がわかるように書くことが大切です。

特に感染に関わる記録では、小さな変化を具体的に残すこと。

感染を防ぐ記録のコツ

  • いつ・どこで・何があったか、できるだけ具体的に書く。
  • 利用者が話した言葉は「そのまま」記録する。
  • 客観的な事実(数字・様子・行動)をセットで書く。

良い記録と悪い記録の比較例

状況
15時、普段ならプリンを完食する利用者が半分しか食べず、
「なんか寒い気がする」と言った。手が冷たく、軽く震えている。体温を測ると38.0℃。

NG例

食欲がなく寒そうにしていた為、毛布を掛けた。

  • 「食欲なし」だけ → 何があったか具体性なし
  • 「寒そうだった」だけ → 証拠(数値や本人の言葉)がない
良い記録例

15時ごろ、おやつのプリンを半分残し、「なんか寒い気がする」との訴えあり。
手が冷たく震えがあり、体温38.0℃。管理者へ報告し、安静にしてもらった。

✅ 関連記事:BCPには感染症対応も含まれます。
防災士が解説!災害と感染症、両方に強い職場づくりへ。
訪問介護のBCP研修・訓練資料はこちら(PDF印刷対応)

なぜ感染予防で記録が大事なのか

  • 早期発見につながる
     → 小さな体調変化を他の職員がすぐに把握し、受診や隔離などの対応が取れる。
  • 感染拡大を防げる
     → 発熱や症状の始まりを明確に残すことで、濃厚接触者の特定や対応が迅速になる。
  • 証拠として残る
     → 後から「いつ、何があったか」を第三者が確認でき、対応の妥当性を証明できる。

つまり記録は、『現場のバトン』であり、『感染予防の第一歩』となります。

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ほかにも研修資料がありますのでご利用ください。

研修資料一覧はこちら

✅ できていますか?R6年から義務化された感染症対策。

指針作成、委員会開催、研修・訓練の実施記録が未対応だと減算対象です。

こちらでチェック|ケアパワーラボ

✅ 関連記事:「法定研修の全体像をまとめてチェックするならこちら」
https://care-power-lab.com/category/nursing-care-training-materials/statutory-training/

まとめ

訪問介護の現場では、様々な利用者と向き合います。
元気そうに見えても、体の中では感染症と闘っている方もいれば、ほんの少しのウイルスで命に関わる方もいます。


「うつさない」「うつらない」ために、特別なことをする必要はありません。
大事なのは、日々の当たり前を、丁寧に積み重ねること。

手洗いをする・消毒液を使う・気になることがあったらすぐに報告をする。
当たり前のようで、ついおろそかになりがちなことを、「今日からまた意識しよう」と思えることが、感染を防ぐ第一歩です。

もし迷ったら、一人で判断せず、誰かに相談してください。
誰かの体を守ることは、まわり回って自分自身を守ることにも繋がります。

介護の現場は、「人と人」が向き合う場所。
安心できるケアは、安心できる環境から。
あなたの行動が、その土台を作っていきます。

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皆さまのつながりが、介護現場の力になります。

感染予防のためのチェックリスト

1.普段の生活

□  睡眠と食事を十分にとっていますか?

□  手洗いをこまめにしていますか?

□  他人が触れた場所をさわった手で、顔や髪をさわっていませんか?

2.出勤前

□  体温測定をしていますか?

□  風邪の症状(発熱、咳、鼻水、のどの痛み等)はありませんか?

□  息苦しい、強いだるさ、味覚や嗅覚きゅうかくの異常はありませんか?

□  同居の家族にそのような症状はありませんか?

これらの症状がある場合には、無理をせず、出勤する前に管理者に連絡、相談して下さい。

3.事業所内

□ 出入りの際、食事の前に、手洗いと手指消毒をしていますか?

□ マスクを正しくつけていますか?

□ 定期的に室内を換気していますか?

□ 複数の人が触る場所を定期的に消毒していますか?

4.利用者宅

□ マスクを正しくつけていますか?

□ 支援に必要ない物(上着など)は、玄関に置いていますか?

□ 介助前に、手洗いと手指消毒をしていますか?

□ 居室の換気をしていますか?

□ 汚染された物をさわる時には、使い捨ての手袋やエプロンをつけていますか?

□ 利用者の体温を確認しましたか?

□ 風邪の症状や息苦しさや強いだるさ、味覚や嗅覚異常の訴えはありませんか?

□ 同居や立ち合いの家族にもこれらの症状はありませんか?

これらの症状がある時は、すぐ管理者に報告して下さい。

5.介助中

□ 無意識にマスクや顔、髪をさわっていませんか?

□ 自分の顔を利用者の顔を前にもっていっていませんか?

□ 訪問記録を書く時に、手洗いと手指消毒して手(ペン)で書いていますか?

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ぽっか
ケアパワーラボ代表|介護・福祉研究所|BCP研修講師
鍼灸治療院⇒デイサービス相談員⇒ケアマネ⇒医療相談員(MSW)⇒主任ケアマネ
現場で10年以上の経験を持つ現役ケアマネ。
現在は訪問介護事業所を中心にBCP研修・防災研修の講師を担当。
複雑な介護保険・福祉制度をわかりやすく! をモットーに日々奮闘しながら現場に役立つ情報発信を続けています。
YouTube: https://www.youtube.com/@solutionstudio7591
趣味 筋トレ(ボディコンテスト優勝経験あり)
資格 主任ケアマネ・社会福祉士・防災士・防災防火管理責任者・鍼灸師・食品衛生責任者 
日本福祉大学卒業
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