※本ページはプロモーションが含まれています。ご了承ください。
この記事はPDFとして印刷できます。

✅ 整えたPDFレイアウトで、きれいに印刷
✅ ワンクリックで印刷画面が開くから、すぐに配布・活用できる
✅ 印刷用レイアウトは記事の最後に表示 → スクロールするだけでOK!

印刷用PDFは記事の一番下にご用意していますので、ぜひご活用ください。
※この研修資料は、特養・老健・介護医療院・ケアハウス・有料老人ホーム(介護付・住宅型)・サ高住・グループホーム・養護老人ホームなど、各種介護施設で共通して使用できる内容です。
≪介護向け研修資料一覧はこちら|ケアパワーラボ≫

なぜ介護施設で感染症対策が重要なのか
感染症対策というと、
- 特別な対応
- 難しい知識
が必要と感じる方も多いかもしれません。
しかし実は、日々の基本的な行動の積み重ね が最も重要になります。
✅ なぜ施設で感染症対策が重要なのか、整理していきます。
介護施設では感染症が広がりやすい
介護施設では、利用者・職員・来訪者など、
多くの人が同じ空間で活動しています。
- 食事
- 入浴
- 排泄介助
人との距離が近くなり、接触の機会も増えます。
✅ そのため、一人の感染が施設全体に広がるリスク が高くなります。

施設は“広がるスピード”が早いのが特徴なんだ。
高齢者・障害のある方は特に重症化しやすい

高齢者や障害のある方は、
感染症にかかると重症化しやすい傾向があります。
🔻以下の理由から発見が遅れてしまう事も…
- 症状を訴えられない
- 体調変化に気づきにくい
- 発熱が目立たない
感染症は「起きてから対応」では遅く、日常の感染対策そのものが利用者の命を守る行為になります。
介護施設で感染が起きる「3つの仕組み」を知ろう
- 感染源(ウイルスや菌)感染の原因になるもの。
- 感染経路(うつる道筋)感染が通る経路。
- 宿主(抵抗力が弱い人)感染を受ける人のことです。
✅ このうち、どれか1つでも止めれば感染は防げます。
介護施設の感染対策の柱
感染を防ぐには:感染源・感染経路・感染しやすい状態を断つ。
利用者の免疫を強くすることも大切ですが、
🔻介護施設では、即効性のある以下の2つが重要です。
- 感染源を断つ(病原体を持ち込まない・早期発見・消毒)
- 感染経路を断つ(手指衛生・マスク・タオルなどの共用を避ける)
介護施設で発生しやすい感染症とは
感染症とは、ウイルス・細菌・カビなどが体の中に入って起こる病気 のことです。
🔻代表的な感染症:
- インフルエンザ
- ノロウイルス
- 新型コロナウイルス
- 疥癬(かいせん)
感染経路と基本的な予防
感染症対策を考えるうえで大切なのは、
「どうやって感染が広がるのか」 を正しく理解することです。
✅ ここでは、介護施設で特に関わりやすい感染経路と、
基本となる予防策を整理していきます。
1. 接触感染(最も多い感染経路)
感染者の手指や皮膚、
またはウイルスが付着した環境(手すり・ドアノブなど)に触れることで広がる感染です。
- 排泄介助
- オムツ交換
- 食事介助
- 嘔吐物・排泄物の処理
- 共有物(歩行器・手すりなど)に触れる時
施設では、毎日必ず発生する状況 ばかりです。

接触感染は“手”から広がることが多いのね。
2. 飛沫感染(くしゃみ・咳で飛ぶ)
咳・くしゃみ・会話で飛ぶ飛沫(ひまつ)を吸い込んで感染します。
🔻特に以下の場面に注意が必要です。
- 食事中の会話
- レクリエーションでの掛け声
- 送迎車内
- 職員間の談話
3. 空気感染(ごく一部の感染症)
空気中に漂う微細な粒子を吸い込むことで発生します。
🔻代表的なものは以下です。
- 結核
- 麻しん(はしか)
- 水痘(水ぼうそう)
一般的な風邪やインフルエンザは 空気感染ではなく飛沫感染。
勘違いしやすいポイントなので注意が必要です。
現場で使える!介護施設での感染予防の消毒液

・施設内で使用する消毒液の基本
🔻消毒液は用途で使い分けます。施設では共用部が多いぶん、選び方が重要です。
| 消毒液名 | よく使う場面 | 濃度の目安 | 注意点 |
| アルコール(エタノール) | 手、ドアノブ、スマホなど | 70〜95%のものを使用(市販品はそのまま使用) | 火気厳禁・手荒れ注意 |
| 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用ハイターなど) | 嘔吐物、血液処理 | 水500ml+ハイター小さじ1杯(5ml)=約0.05% | 金属・肌に不向き |
| 次亜塩素水(弱酸性) | 室内空間、ドアノブなど | 市販品はラベルに書かれた濃度のまま使用(例:50ppmの製品は薄めずそのまま使う) | 光・熱で効果低下・長く保存できない・手指にも使える |
| ベンザルコニウム塩化物(逆性石けん) ※市販のうがい薬や洗剤にも使われる成分です | 器具の消毒、手洗い補助 | 水1L+原液小さじ2杯(10ml)=約0.1% | 他の洗剤と混ぜない すすぎ必要 |
- 嘔吐物→ハイター0.05%
- 日常の拭き掃除→アルコール70%以上
- 金属→アルコールでOK、ハイターはNG
感染経路を理解したうえでの基本的な予防策

感染症対策の“基本のキ”は
小さな行動を丁寧に繰り返すことです。
1. 正しい手洗い
施設での感染予防において、
最も効果が高い とされる対策です。
手洗いが必要な場面
✅ 厚労省が出している『感染対策普及リーフレット』写真つきで正しい手洗い・手指消毒がわかりやすく学べます。➤(厚生労働省)感染対策普及リーフレット
2. 必要な場面での手袋・エプロンの使用
すべての場面で着けなくてもいいけれど、
感染が広がりやすいケアでは必須 です。
「使い分け」の意識が大切です。
よくある誤り

手袋=万能ではない!『使い分け』 が大事なのね。
手袋をしていても、
手袋→手→利用者 と感染が広がることがあります。
✅「手袋してるから大丈夫」は危険です。
3. マスクの活用
症状があるときはもちろん、
流行時期には「職員→利用者」への感染を防ぐためにも有効です。

マスクは自分を守るだけじゃなく、相手も守る道具なんだ。
4. 体調不良の早めの相談・報告
職員が無理して勤務することで、
感染が広がるケースは少なくありません。
職員自身の体調チェックの例
介護現場ではどうしても
「多少しんどくても行かないと申し訳ない…」
「職員が少ないから休みにくい…」
と無理をしてしまいがちですが、
✅ 職員が無理して出勤するほうが、長期的な支障を生むリスクが高い のです。
「少しおかしいかも…?」と思ったら、
早めに上司へ報告 することが大切です。
5. 情報共有(チームで感染対策)
感染症対応は チームケア が基本。
これらの情報が早く共有されるほど、
感染拡大を防ぎやすくなります。
6. 服装・持ち物でできる感染予防
見落とされがちですが、
服装や持ち物も感染症対策に関係します。
こういう点に気を付けると◎
些細なことでも、
利用者との接触回数が多い介護現場では効果があります。
小まとめ|日常の積み重ねが最大の感染予防
感染症対策は、
特別な専門知識よりも “日々の小さな行動の積み重ね” が重要です。
これらが自然とできるようになれば、
施設全体の感染リスクは大幅に下げることができます。
➤感染対策「個人防護具の装着・脱着」について非常にわかりやすく解説されています。この研修で一緒に学んでおきましょう。
✅ 参考動画:厚生労働省 「介護職員のためのそうだったのか!感染対策(YouTube)」
➤嘔吐の処理方法も学んでおきましょう。下記の動画が参考になります。
✅ 参考動画:高崎市「感染症予防 ~嘔吐物処理方法~」
介護施設での感染症対策委員会・マニュアルの役割
感染症対策は、
職員の努力だけでは成り立ちません。
介護施設として
「仕組み」
「ルール」
「情報共有の体制」
を整えることで、感染拡大を防ぐ力が大きくなります。
✅ ここでは、
施設における 感染症対策委員会 と感染対策マニュアル の役割について整理します。
1. 感染症対策委員会とは?
施設では、多くの場合
「感染症対策委員会」
「感染対策担当者(ICT:感染対策チーム)」
を設置しています。
✅ これは、感染症の発生や拡大を防ぐための 組織的な取り組みを行うチーム です。
主な役割
- 感染対策マニュアルの作成・更新
- 研修の企画・実施
- 感染症発生時の情報共有・初動対応
- 職員の衛生管理状況の把握
- 他職種との連携

委員会は“現場のまとめ役”ルールづくりと連携が大事なんだ。
2. マニュアルは「現場の道しるべ」
感染症対策マニュアルは、
施設全体で共通認識を持つための “道しるべ” のようなものです。
職員それぞれの経験だけに頼ってしまうと、
対応に ばらつき が出てしまうことがあります。
マニュアルが必要な理由
- 新人〜ベテランまで行動基準を統一できる
- 感染症ごとの対応が明確になる
- 緊急時にも迷わず行動できる
- 人によって説明内容が変わらない
- 「聞いていない」「知らなかった」を防げる

マニュアルがあると、誰がやっても同じ対応ができるのね!
3. 感染症が発生した時の初動対応
感染症が疑われる利用者が出た場合、
対応のスピードが感染拡大防止の鍵になります。
初動対応の流れ(一般例)
- 職員が異変を発見し、すぐに報告
- 看護職員や委員会が状況を確認
- 必要に応じて隔離・ゾーニングの準備
- 家族・医療機関への連絡
- 他利用者・職員の健康観察
- 共用部分の消毒強化
- 全体への情報共有
✅ 施設によって多少の違いはあるものの、基本的にはこの流れがベースになります。
4. 研修と振り返りで「現場力」を育てる
感染症対策は、
一度研修を受けて終わりではありません。
定期的な研修や
発生時の振り返りを行うことで、
現場全体の対応力が高まっていきます。
感染症研修の内容例
振り返りのメリット
5. 委員会と現場職員が連携してこそ効果が出る
感染症対策は、
委員会だけ、介護職員だけ、看護職員だけ…
というふうに 誰か一人に負担が偏るものではありません。
✅ この チーム全体が連携して動くこと で、感染症対策が最大の効果を発揮します。
小まとめ|感染症対策は“仕組み”と“行動”の両輪で成り立つ
感染症対策を確実に行うためには、
委員会による 仕組みづくり
マニュアルによる 行動の統一
現場職員の 日々の実践
情報共有による 組織力の強化
この4つが欠かせません。
施設全体で“利用者を守る”この姿勢こそが、感染症対策の本質です。
✅ 感染症対策と同様に、虐待防止も“仕組みづくり”が重要です。
具体的な研修内容や改善ポイントは
➤ 介護施設における虐待防止研修の具体策|ケアパワーラボ
をご覧ください。
利用者・家族への配慮と説明
感染症対策は、
職員だけで完結するものではありません。

利用者やご家族にも協力していただく必要があるんだ。
ここでは、感染症対策を進めるうえで
利用者・家族とどのように関わればよいか を整理していきます。
1. 「利用者を守るため」であることを伝える
施設内で体調不良者が増えた場合、
面会制限 や 集団活動の中止 を行うことがあります。
しかし、家族からすると
- 「なぜ会えないの?」
- 「本当に必要な制限なの?」
- 「以前は大丈夫だったのに…」
と不安に感じることが少なくありません。
伝え方のポイント

会えないのは寂しいけど、守るための制限なんだね
2. 不安や疑問は“否定せず” 受け止める
感染症は見えないものなので、
ご家族はどうしても 不安を強く感じる ものです。
ご家族の不安や疑問に対しては
「心配されるお気持ちはよくわかります」と
まず受け止める姿勢が大切です。
避けたい対応
良い対応の例
3. 利用者への声かけは“安心感”を第一に
利用者自身も、
体調の変化や周囲の様子に敏感になりやすい時期です。
- マスクの着用
- 手指消毒の協力
- 活動の中止
- 食堂の座席変更
など、日常と違うことがあるほど不安が増えます。
声かけのポイント
- 「大丈夫ですよ」「一緒にやっていきましょう」など安心の言葉
- 理由は簡潔に、わかりやすく
- 行動が難しい方には無理をさせない
- 表情や声のトーンに気を付ける
4. 家族へ体調変化を「早めに連絡」する
感染症が疑われる利用者が出た場合は、
家族への連絡も重要です。
早めの連絡が必要な理由
伝える内容の例
家族が「ちゃんと見てもらえている」と感じられるような
丁寧な説明が信頼につながります。
5. 家族の立場を想像すると、説明がスムーズになる
感染症対策はどうしても
“窮屈さ”
“制限”
“我慢”
を伴います。
説明の際には“自分が家族だったらどう感じるか” を想像することが重要です。
家族の気持ちに寄り添う姿勢
こうした一言があるだけで、
不要な誤解やトラブルを大きく防ぐことができます。

気持ちに寄り添うと、家族も安心して協力しやすくなるね
小まとめ|感染対策は“説明と寄り添い”も大切な仕事
感染症対策は、
マスクや手洗いだけでなく、
利用者・家族の不安に寄り添うことも含めて“対策” です。
- 面会制限や活動制限は目的を明確に説明する
- 不安や疑問は否定せず受け止める
- 利用者には安心感のある声かけを行う
- 家族へは早めに丁寧な連絡を
- 気持ちに寄り添う姿勢を忘れない
こうした積み重ねが、
施設全体の安心と安全につながっていきます。
まとめ
感染症対策というと、
特別な技術や専門知識が必要な印象がありますが、
実際には 日々の小さな行動の積み重ね が最も大きな力になります。
🔻感染症対策は
職員一人ひとりの行動
施設全体の仕組み
この2つが組み合わさることで効果を発揮します。
ここでは、感染症対策の本質をもう一度、
分かりやすく振り返っていきましょう。
1. 感染症対策は「難しくしすぎない」ことが大切
どれも特別なことではなく、
現場で誰でもできる対策 です。

完璧じゃなくていい。続けることが大事!
2. 利用者・家族への説明も感染対策の一部
感染症は“見えない不安”が大きいため、
利用者・家族への配慮も忘れてはいけません。
- なぜ制限が必要なのか
- 今どんな状況なのか
- 施設はどう対応しているのか
これらを丁寧に伝えることで
信頼関係を守りながら対策を進める ことができます。
3. チームで支えるのが感染症対策
職員一人の頑張りだけでは
限界があります。
すべてがつながってこそ、
施設全体の感染対策は強く、安定したものになります。

“誰かがやる” じゃなくて、みんなで守るんのね!
4. 感染症は「ゼロにする」より「広げない」意識が大切
施設で感染症が発生することは珍しくなく、
どんなに対策をしていても 完全にゼロにすることは困難 です。
しかし、
- 早く気づく
- 早く共有する
- 早く対応する
この3つができれば、
感染の広がりを大きく減らすことができます。
【PR】ホームページ制作サービスのご案内

まとめのメッセージ
感染症対策は、
「難しい対策をすること」ではなく、
“みんなで同じ方向を見ること”
“小さな行動を積み重ねること”
これが一番の力になります。
利用者・家族・職員、
そして施設全体を守るために、
無理なく続けられる感染対策を
これからも一緒に積み重ねていきましょう。

できることを少しずつ。みんなで守る施設づくりを!
≪介護向け研修資料一覧はこちら|ケアパワーラボ≫

本資料は、介護の現場での共有・活用を目的として作成しています。 以下のようなご利用はご自由にどうぞ:
・印刷して使用
・職場内での回覧・配布
・個人での保存・参照
ご遠慮いただきたいご利用
以下の用途でのご使用はお控えください:
・無断転載(Webサイト・SNS等への投稿など)
・無断での再配布・再編集(PDF配布、内容の加工などを含む)
・商用利用(有料教材・商品の一部としての使用など)
文章・図表などの無断引用(出典・文脈の明示がないままの一部使用など)
外部でのご紹介・引用について
外部メディア・資料・SNS等で当資料の一部を引用・掲載される場合は、 必ず以下のように出典を明記してください:
※文脈を歪める形での引用や、誤解を招く編集はご遠慮ください。 不明点がある場合は、お気軽にご連絡ください: info@care-power-lab.com
★リンク・ご紹介は大歓迎です!
皆さまのつながりが、介護現場の力になります。
《公式ライン登録で最新情報が届きます》
研修依頼・質問などは問い合わせフォーム・公式LINEから

ケアパワーラボ公式ライン
本記事はPDFとして印刷できます
【介護施設向け】
現場でそのまま使える【印刷OK】介護施設の感染症対策研修|現場で使える予防策の基本を、わかりやすく整理しました。
✅ 介護施設の感染症対策研修|現場で使える予防策の基本・印刷用PDFはこちら
整えたレイアウトでそのまま印刷OK
研修・ミーティング・配布用
アンケートの実施
記事の内容について、皆様のご意見やご感想をお聞かせください。(1分程度です)

アンケートは匿名で行われるので、安心してね。
ブログの質の向上に役立てさせていただきます。
アンケートには以下のボタンからアクセスできます。⇩⇩


